kindle月替わりセールで見城徹(けんじょう とおる)さんの、
たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫) Kindle版が対象になっていたので読んでみました。
見城徹氏は、角川書店に入社後、『野性時代』副編集長を経て、『月刊カドカワ』編集長、41歳で取締役編集部長を歴任の後に、幻冬舎を設立された方です。
見城さん自身の体験から、仕事に熱狂し圧倒的結果を出すための55の言葉が収録されています。
簡単にいうと、結果を出すためには圧倒的な努力をし続けろ、みたいなことが書いてあります。
まあ、そんなことできる人もなかなかいないし、出来てたらみんな結果を出せていますよね。
けど、そこまで圧倒的な結果を出せなくても、各々が今いる場所で輝くためのヒントになりそうなこともいっぱい書かれています。
自分のいる職場やグループで何か一つ圧倒的に抜きんでた能力を身につけること。見城さんの言葉ではキラーカードを持つということに当たります。
職場のほとんどがエクセルできないなかで、エクセルの達人になってしまえばもうそれだけで、一目置かれて、仕事がしやすくなります。
事務的な仕事がまったくだめで、いつも経理担当にに出張旅費の精算や領収証の催促をされるような人でも、営業で1番の成績を上げていれば、事務的なことは大目に見てもらえたります。
キャプロア出版で活躍するトリプロさんが、いいことツイートしてるんですよね。
🎲自分は努力が出来ないクズなんだなと、40歳になって自覚してる
— 【脱】トリプロデューサー@サイコロ展開図 (@toritori_fx) December 28, 2018
🎲でもクズだろうと、これからも生きていかなければならない
🎲そんなクズだからこそ、ポジション取りから先に入るようにしてる
🎲誰もやってないポジションを取ってしまえば、先行者利益で楽になれることにようやく気付いた
僕も、キャプロア出版で層の薄い編集というポジションにいるおかげで、キャプロア出版での売り上げはまだ少ないですが、他の電子書籍の編集というお仕事をいただいたりするようになりました。
電子書籍を作るという作業全体においても、世の中にはまだまだできない人が多いので、身につけておくと、トリプロさんのいうポジション取りができるかもしれません。
本は出してみたいけど、どうやって作るのかまったくわからないっていう人が世の中の大半です。
最近では当たり前に使われるようになりましたが、ブルーオーシャンのポジションを取るってことですよね。
一見、競争が激しいレッドオーシャンと思われるようなポジションでもちょっと見方を変えるとまだまだブルーな場所が残ってたりします。
例えば、
猫→完全なレッドオーシャン。
ピンクの猫→ちょっと競争が少なくなる。
ピンクの猫のお財布→検索するとほとんどAmazonと楽天の結果しか出てこない。その割に欲しがりそうな人、興味ありそうな人は一定数いるんじゃないか?ブルーオーシャンかも?
みたいな感じで。
今いる場所で何か一つを磨く。
できるようになったら、また別の場所に移動したり、別の何かを磨いたり。
今持っている能力だけでも、適切な場所に移動するだけでも輝けたり。
その連続なんですよね、きっと。
見城徹(けんじょう とおる)さんの、たった一人の熱狂を読んだことでそんな感想を持ちました。