今年はみかんが店頭に並ぶのが早い、そして多いような気がする。
価格も安い。
このサイズ、この量なら例年では258円、298円くらいのような。
台風の影響で早く収穫せざるを得なかったのだろうか。
青果業者では、売りたい商品を必要なだけ仕入れることができるわけではなくて、余りそうな商品を市場から押し付けられるというか、お願いされて仕入れることも多々ある。
本当は欲しい物だけ仕入れればいいと思うのだけれど、市場にお願いされた商品を適度に仕入れていないと、今度は供給不足の時に商品を回してもらえなくなるのである。
お互いさまというか、助け合いというか、野菜果物は気候変動によって、生産量をコントロールすることが難しいので、このような形態になっているものと思われる。
市場関係者と青果業者は超アナログな関係であり、コネや情も大きく左右する。
「この〇〇はいいよ!」と言いながら、シレっと腐りかけの商品を送ってきたり、いい商品だと思って2回目の注文を出すと、古くなったものを送ってきたりするのである。
送られてきたババは、お客さんである消費者に引かせるわけにもいかず、青果業者で引いて飲み込まざるを得ないのだ。
そんなやり取りの中で、お互いに貸しの部分をちゃんと覚えていて、困った時に返してもらうのである。
青果業者、なかなか大変(笑)
消費者は、その時々に供給過剰になった商品を見つけていくとお得に買い物できるかも。