いつも車から眺めるだけだった市比野温泉街を歩いてみた。
市比野温泉は薩摩川内市の市比野川沿いの田園地帯に湧く温泉地。
「ひなびた温泉街」などという言葉をよく聞くけど、廃墟マニアが喜びそうなスポットもあちこちにある。
使われなくなってから長い年月が経っていそうなボーリング場。
ここも廃ホテルのようだ。
江戸時代から大衆のための湯治場として栄えた歴史を持つというこの温泉地。
もともと過疎の影響も大きいのに、このコロナ禍では営業していけないだろう。
それでもコロナ前まではスポーツ合宿などでなんとか営業していけていたホテルや旅館もあるという。
歩いてみると、ほんとに雰囲気のいい場所なのに。
路地裏マニアシリーズにも載せられそうな路地。
温泉街ってこういう川があるところが多いよね。
ネットを遮断して数日過ごしてみたい場所。
徒歩圏内には、いつも賑わっている道の駅樋脇遊湯館や、マルニ味噌らーめん市比野本店なんかもあって、食事やちょっとした買い物もできるし、薩摩川内市街地までは車で30分ほどで行くことができる。
これは風景というよりも、置いてある灰皿が30年くらい前に飲み屋さんでよく使われていたもので懐かしくて思わず撮ってしまった。
市比野温泉街散策のあとは、道の駅樋脇遊湯館で『せご丼(せごどんぶい)』を食べる。
3連休最終日。
— 鹿児島に移住したロジウラマン (@kagoshimaiju) 2021年1月11日
市比野を散策して、道の駅樋脇遊湯館でランチの「せご丼」!#薩摩川内市 pic.twitter.com/jIerfCHjLI
西郷丼(せごどん、さいごうどん)は、西郷隆盛にちなんだ丼物。
鹿児島県産の豚肩ロース肉をすぐ向かいにある「マルニ味噌」の2種類の味噌を使った特製のタレにつけて焼いたものがたっぷりとご飯に盛られている。
温泉に美味しい食事もあるこの辺は、自分自身も、もうちょっと遊びに来る頻度を増やしてみたい場所でもある。