キャプロア7

キャプロア出版という電子書籍出版グループで出会った7人のメンバーでなんか書きます。

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婚約指輪、買ったらしい

今年はやたらと結婚する人が続いた。

結婚する人多いなぁと思っていたら

最後の最後に

12月も半ばになろうという朝

長男から

『婚約指輪の相場ってどれくらい?』

とLINEがきた。

ええ、ええ、

数ヶ月前に、

『彼女と結婚するかも』

とは聞いていましたよ。

娘からも

「婚約指輪、一緒に買いに行って」って言われたよーとLINE電話がきましたとも。

そんなん、彼女と行く方が良いよなー

とか話して

でも、まだもう少し先かなぁ

なんて悠長に構えていたのさ。

だって、まだ彼女を紹介してもらってないし。

親同士も会ったことないし。

 

相場をググッてLINEした後

指輪買う前に、紹介してねって

LINEしてみたら

『もう買うた』

と一言。

そうなの?

結婚するの?

私の中ではいつまでも

幼稚園の頃の可愛い息子のままだったことに

少々呆れてしまう。

素直に喜べない自分に自己嫌悪する。

反抗期の頃は

早く大人になって欲しいと

心から願っていたけど

ホントは

いつまでも私のそばにいて欲しかったのだと思う。

彼が出ていった後の部屋は

まだまだ彼の荷物で溢れており

彼がそこにいた証のように

ギターには薄っすらと埃が積もっていたりする。

ミニオンのぬいぐるみが転がって

ジャンプは山のように積み上げられている。

もう、この部屋に帰ってくる事はないのかもしれないと思うと

景色が灰色に変わって見える。

彼の部屋を後にして仕事に行く。

忙しさは思考を止めてくれるという功績がある。

 

仕事帰りの夜空には

月が高いところで輝き

冬の大三角形を描く星もきらめいている。

いつもなら

その光に癒されて、登り坂も足取り軽く進むけど

今夜の坂道はやたら長く感じる。

誰もいない家にたどり着き

灯を片っ端からつけていく。