城崎温泉に行った時、お土産物やさんの店先に置かれていたのが、このカニのような代物だ。
なんだろうと手に取ると、「湊かなえ」とある。
ん?本なのかな?
ビニールにくるまれているので、中を見ることはできないのだが、『城崎へかえる』というタイトルに惹かれて買ってみることにした。
ストーリーは、小説家の母を持つ娘が城崎温泉を訪れるところから始まる。
ハートフルな短編で、あっという間に読了した。
本と温泉
「本と温泉」は、2013年の志賀直哉来湯100年を機に、次なる100年の温泉地文学を送り出すべく、城崎温泉旅館経営研究会が立ち上げた出版レーベルです。
本と温泉の第一弾は、2013年の志賀直哉著『城の崎にて』『注釈・城の崎にて』箱入二冊組。
第二弾は、2014年の万城目学著『城崎裁判』。
第三弾の湊かなえ著『城崎へかえる』は、2016年出版だ。
第一弾も第二弾もぜひ読んでみたい。
今後も本と温泉から出版される本が楽しみだ。
そして、そのたびに、城崎温泉に行きたいと思う。