キャプロア7

キャプロア出版という電子書籍出版グループで出会った7人のメンバーでなんか書きます。

役に立つような、立たないような、なんてことないことを書いていく日々。

【飲み放題】居酒屋バイト こんなことあるよね ネタ20選(増えるかも)【経験者あるある】

一時期株式上場していた全国チェーンの居酒屋で3年ほど働いたことがあります。
(その後倒産)

新人時代の失敗や、妙に個性やこだわりが強いベテラン料理人など、どこの居酒屋でも似たようなことありそうな経験などを。

1.いきなり何でも詰め込みで教えようとする先輩

働き始めた時は、ホール、キッチンどちらの持ち場でも、物の場所や、見たことのない道具の名前、先輩スタッフの名前など覚えることがいっぱいあって、経験や出勤日数にもよりますが、馴染めるまでに1~3か月くらいはかかります。
しかし、教えることになれていない、ちょっと先輩くらいのスタッフはとにかく何でも詰め込みであれが違う、これが違うと一挙手一投足に目を光らせていたりします。
新人は細かく言われ過ぎることがツラくなってくると、洗い場に逃げて無心に洗い物をします。

2.助けてくれる先輩もいる

毎日、許容範囲を超えての指導があったりして、職場の雰囲気にも馴染めずに参っていた頃、とにかく早く帰りたくて仕事終わりの賄いも1ヶ月くらいずっと断っていたのですが、ある日副料理長から「いいから食っていけ!」の強めの言葉。
食べ終わった後、すごく心が軽くなって、そこから徐々に仕事が楽しくなってきました。スタッフの表情とかよく見ていてくれている人もいるんだなと安心できたのかも。

3.やたらと愚痴の多い先輩がいる

一日中なにかしら文句を言い続けながら仕事をしている先輩スタッフがいました。
「腰が痛い」「勤務時間が長い」「休憩できない(忙しくて)」・・・
でも、他のスタッフに賄い用に刺身くず(刺身の切れ端)を取っておいてくれたりする優しい一面があったりして憎めない。

4.フランス語DAY

ある日突然料理長が「今日の俺たちはフランス人だ!返事は全部ウィ(Oui)にする」と言い出し、その日のキッチンでは「ウィ」が飛び交いました。しかし返事以外は普通に日本語でした。

5.ミスはあるもの

キッチンで作業をしていると、何かしらのミスは起こります。
盛り付けた後に料理を落としてしまったり、お客さんの人数と料理の数が合わなくなったり、うっかり仕込みを忘れてしまっていたり。
そんな時、その場でミスの当事者を叱るのではなく、キッチン全体でカバーして解決します。これは料理の仕事のどこの現場に行ってもそうでした。

6.ミスが大きすぎると逆に笑えてくる

先輩が、宴会コースで出すタラバの足(原価1本1000円くらい)を20本ほどガスオーブンに入れたまま忘れてしまいました。気づいたのは焦げた強烈なカニのニオイがキッチンに漂い始めてから。カバーしようのない失敗は逆に笑えます。(当事者の顔は引きつっていました)

7.雑用専門の高齢バイトがいる

調理経験のあまりない、50代以上のバイトがいたりします。直接調理自体はせずに、盛り付けの手伝いや、盛り付けた料理をデシャップ(キッチンと客席の中継点みたいな場所)まで運んだり、洗い物をしたり、ゴミを出したり。
ハゲて前歯も無かったりなオジサンでしたが、私服がやけにお洒落で、いろんな試練を乗り越えてきた人なのかなと思わせる深みがありました。

8.スタッフの身内や友人が来店するとやたらサービスしてくれる先輩

刺身、焼き物、デザートの各担当から一品ずつサービスしてくれたりして食べきれないことも!

9.年末の忘年会シーズンを乗り越えた時の達成感

私は8月に働き始めて、仕事に慣れてきた頃に忘年会シーズンがきました。
12月は150席の店が18時から予約でいっぱいになり、平日は18~21時、21~23時で2回転。週末は23~25時も加わって3回転したりします。(コロナ前です)
勤務時間は午前10~11時から朝の3~5時までという超長時間が3週間くらい続いてキッチンスタッフはかなりハイな状態で仕事をしていました。
年末、最後の営業を終えて、キッチンをピカピカに掃除して照明を落とした時の達成感は忘れられません。
ホール担当も含めて、12月を乗り切ったスタッフの絆が深まる瞬間です。

10.忘年会シーズンを乗り越えた翌月の給料に驚く

12月の忙しい時期は、お金のことなど考えるヒマもなくひたすら働いているのですが、時給で働いているスタッフは、深夜割増の勤務時間が大幅に増加するので、下手したら1月に出る給料が普段の倍以上になっているなんてことも。
私は賄いの出る職場だったので 長時間職場にいる分の食費もまったくかからず、遊びに出歩く時間もなく、お金は残せる時期でした。
その後時間に余裕ができたら結局使っちゃうんですが。

11.揚げ物担当はフライヤーの掃除が憂鬱

揚げ物用の油がたっぷり入っているフライヤー。
毎日掃除・洗浄をしていても、油汚れというものはなかなか落ちにくく。
フライヤーだけではなく周辺も油でベトベトしてくるので日々の掃除が大変。

12.揚げ物、焼き物担当は常に火傷

揚げ物、焼き物に火傷は付き物。
手先からヒジくらいまではいくつも火傷の跡がある。

13.揚げ物の油の温度を指先で計る

揚げ物担当になり、最初のうちは高温の油の中に食材を入れる時にビクビクしていたのが、慣れてくると、170℃くらいの油に指先をつけることができるようになる。

14.シフトの人数が少ない日に慌てる

ヒマだろうと予測して作られたシフトの日に何故かお客さんが続々と来店することが。
刺身、焼き物・煮物、揚げ物、デザートの各持ち場にいつもは1人ずつなのが、二つの持ち場を1人でやることになるのでオーダーが溜まりまくる。
延々と出続けるオーダー用紙を見て気が遠くなる。

15.調理経験の長さにはとてもかなわない

料理長が調理経験30年!
冷凍の枝豆をゆでて器に盛りつけるという、一見誰にでもできる作業。
無造作に器に入れてるだけなんですが、料理長がやるとなんとも見た目に品があるのです。年季が入っているといえばいいのでしょうか。
同じ器、同じ枝豆を使っているのに、とてもかなわないと感じました。 

16.食器やグラスが回らなくなる

お客さんがたくさん来てくれた、スタッフの人数が少ない日だったなどの理由で食器やグラスの洗浄が追い付かなくなることがあります。
今どきは多くの店で食器洗浄機が導入されていますが、それでも洗浄機に入れる前は軽く汚れを落としておかなくてはいけないので、ホールやキッチン関係なく、1分でも手を空けて洗浄に入り洗浄機を回します。

17.とりあえずビールはすごく助かる

ドリンク担当者にとって、最初の一杯がビールだと注ぐだけなので助かります。
週末の宴会コーススタートが重なる時間帯に、全員バラバラにカクテルやソフトドリンクの注文を一度に作るのは熟練のドリンク担当にとってもプレッシャー。
お客さんそれぞれ飲むペースが違うので、2杯目からは楽になってくるんですけどね。
スタートドリンクが重なる時間帯はドキドキします。

18.夏場のキッチンは50℃以上?

夏場の揚げ物、焼き物、煮物など火力を使う担当はサウナ状態です。
ガスコンロ、炭焼き台、フライヤーはだいたい近くにあるのでその周辺は50℃を超えるかも。
全身汗まみれで、真夏の気温30℃以上の日でも、仕事を終えて外に出ると涼しく感じます。

19.業務用のラップは昔の形

今の40代以上くらいの方はわかってくれると思うのですが、昔の一般家庭用ラップは刃が箱の下側に付いていましたよね。今では箱の蓋側に刃が付いていて、ラップを持ち上げる形でカットしますね。
しかし業務用ラップは今でも下に刃がついているのです。
家庭と職場ではラップをカットする動きが逆なので、しょっちゅう間違います。

20.食べ放題メニューの危険性

私の働いていた店では、豚しゃぶラムしゃぶ食べ放題コースというメニューがありました。節度を持ってオーダーしてくれるお客様だと安心なのですが、食べ放題(飲み放題)ということで舞い上がってしまい、注文し過ぎるお客様が。
注文した肉や野菜が手つかずで残る、ならまだいい方で、限界を超えて食べるお客様の行く先は当然・・・
人数の割に、注文量が多いなぁと思ったら要注意です。

21.食べ放題メニューの危険性